育児中の孤独感に押しつぶされそうなときの付き合い方

育児中って、子どもと一緒に過ごしているのに、なぜか強い孤独感を感じることはありませんか?

話しかけられるときも、最初に注目されるのは子どもばかり。声をかけられるときは「お母さん」と呼ばれるのが当たり前で、「自分って何者なんだろう?」と感じる瞬間もあります。気づけば、子どものためだけに存在しているような気がして、孤独感に包まれてしまう。

この記事では、そんな育児につきまとう孤独感との付き合い方を3つの方法にまとめました。

育児中の孤独感をやわらげるには大人との会話が大切

特に乳幼児期の子どもとのやり取りは、会話というより「要求への対応」が多くなりがちです。

「トイレできた!」「今日は何する?」など、一見報告や提案のようでも、実際はお母さんに応えてほしい気持ちが隠れています。

職場なら仲間と共有したり相談できるけれど、育児の現場はそうはいきません。

子どもの要求にだけ応える毎日が積み重なると、孤独感が強まってしまいます。

そんなときこそ、意識的に大人と会話をすることが大切です。

スーパーでのちょっとしたやり取りでもいいし、支援センターや市の窓口でもOK。

できれば、お母さん自身のことを知っている人と何気ない会話をするのがおすすめです。

「お母さん」ではなく「自分自身」を感じられる時間が、孤独感を和らげてくれます。

SNSは孤独感を強める落とし穴になる

気持ちがしんどいときほどSNSを開いてしまいませんか?

ところがそこに広がっているのは、キラキラした育児や充実した日々の投稿。

見れば見るほど、自分の生活と比べて孤独感が増してしまいます。

でも考えてみてください。

なぜそういう投稿が多いのか?

それは「特別だから」わざわざ発信されているのです。

日常がキラキラしている人が、同じような投稿をわざわざ見に行くでしょうか?

SNSをのぞくときは「これは非日常なんだ」と割り切ることが大切です。 そして、孤独感が強まっているときは、思い切ってSNSから距離を置くのも立派なセルフケアです。

好きなことをする時間で自分を取り戻す

育児中、外に出た瞬間から周りは「お母さん」としてしか見てくれません。

その結果、自分が透明人間になったような感覚に陥り、孤独感を感じやすくなります。

だからこそ必要なのが、「好きなことをする時間」を作ること。

ほんの数分でも、自分を労わる時間を持つことで、心が軽くなります。

たとえば、

好きな音楽を流しながらお風呂にゆっくり浸かる

ハーブティーを飲みながら読書する

趣味の小物作りに没頭する

「お母さん」ではなく「自分自身」に戻れる瞬間を大切にしてください。 そのゆとりが孤独感を和らげてくれます。

まとめ:孤独感は誰にでもある。だからこそ自分を大切に

育児の孤独感を完全に消すことはできません。

だからこそ「どう付き合うか」が大切です。

そして忘れないでください。

お母さんは「お母さん」である前に、一人の人間です。

子どもを大切に思うからこそ、自分を後回しにしがちですが、

質の良い育児には、お母さん自身の心と体が整っていることが欠かせません。

あなたが自分を大切にする姿から、子どもも「自分を大切にしていいんだ」と自然に学んでいきます。

孤独感を抱えるあなたは決して一人じゃありません。