お母さんになるっていろんな感情抱えるよね。わからない事ばかりで、目の前にある小さな命がただただ重く感じる。一日一日が過ぎるのが遅くて、今日も何もできずに終わってしまったと反省ばかり。ついこの間まで、好きな事を好きな時に出来ていたのに、今は自分が楽しむ事さえ罪悪感を感じる。
そして…突然零れ落ちる涙。その涙に気づかないふりをして、また目の前の小さな命に対して一生懸命向き合う。
見逃さないで!なかった事になんてしないで!それはお母さん自身からの精一杯のSOSなのだから。
■透明人間みたいに感じるお母さんへ
お母さんに教えて欲しいことがある。
・何気なく話せる人はいますか。
・息抜きは出来ていますか。
・ちゃんと眠れていますか。
特に一つ目。お母さんはたくさんの人と関わって生きてきたでしょう?職場の人、友だち、お店の店員さん、すれ違う人、近所の人。子どもが生まれる前までは、全ての視線が自分に対して向けられたものだった。
でも、子どもが生まれたら全てが違って見えるでしょう。出産祝いのほとんどはベビー用品、散歩に出たらすれ違う人たちは「あら、可愛いわね!」と子どもに注目するようになる。そんな事が続くと、まるで自分が透明人間になったような感覚になる。
誰だっていい。
・今日の出来事
・天気の話
・最近の話題
何だっていい。話してみてください。少しは気分が晴れるから。
難しいと思うけど、息抜きも大切なお母さんの仕事。
・甘いものを食べる
・好きな本を読む
・音楽を聴く
がんばる自分に自分を甘やかす時間を作ってあげてください。心のゆとりに繋がるから。
寝る時間は大事。寝ている時間に頭の中が整理されるから。子どもと一緒に寝たっていい。
・部屋が散らかっててもいい
・ご飯が作れなくても何とかなる
・毎日外遊びの時間を作らなくてもいい
部屋は元気な時に片付ければいい。ご飯は買ったものでもいい。外遊びだけが遊びじゃない。お家の中だって遊べるものはたくさんあるし、動画だって学べることはたくさんあるんだから、見せてもいい。たくさん寝たら、自然と何かしたくなるものだから。
■お母さんにしかできない大切な事
お母さんが一生懸命やってる事の中には、たくさんお母さんじゃなくてもできる事がある。しんどくなったら、先ずお母さんにしかできない事を考えてみて。
・子どもをいっぱい抱きしめて、「大好きだよ」って愛情をたくさん伝える
・元気いっぱい笑顔いっぱいで子どもと接する
・お母さんが大切にしている事をたくさん教えてあげる
家事の代わりは誰だってできる。でも、今挙げた事はお母さんにしかできない事でしょう?お母さんは家族みんなにとって、かけがえのない存在。だって、お母さんの代わりは誰にもできないんだから。
がんばり過ぎちゃうお母さん。どうか、自分に優しくあってください。そんなお母さんを責める人がいたとしたら、その人がちゃんとお母さんの事を見ていなかっただけの話。
大丈夫。お母さんは十分がんばってる。すごいし、偉い。だって、小さな命は大きなケガもなく今日も生きているでしょう?それだけで、お母さんは十分にがんばってる。
大丈夫だよ。かあちゃんはお母さんの味方でいるから。